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vaパネルとipsパネルゲームするならどっちがいい?同サイズのモニターで比較してみた。

『最高のゲーム環境を構築したい!』そう考えた時絶対に外せないのがゲーミングモニター。憧れのデスク環境にはいつだってかっこいいモニターが鎮座しているものですよね。

しかし!モニター選びって超難しい…。『高額なモノだし失敗できない…』という謎のハードルをビンビンに感じませんか?

国産モニターブランド【JAPANNEXT】の公式アンバサダーである私、ゆもり(@ohulog_ohuro)が、

今回は本格的にゲーム用モニターを考えていれば必ずぶち当たる壁。IPSとVAパネルどっちがいいんだ問題。

そしてVAパネルはほんとにゲームに向かないのか問題。これに終止符を打つべく解説していきます。

IPSが良いと言われがち。重要なのはパネルじゃない。

巷ではゲームをするなら【TNパネル>>IPSパネル>VAパネル】くらいに思われがち。

実際間違っていないこともあって、ゲームをする上で非常に大事なポイントの『リフレッシュレート』と『応答速度』は構造上TNパネルが一番速く作れるとされています。

なので競技シーンで使われるようなモニターはもっぱらTNパネル。

『じゃあTNパネルを買ったらいいじゃない。終。NHK』とこれだけで記事が終わってしまいそうですが、そういう事が聴きたいんじゃないですよね。

TNパネルにだって圧倒的弱点があるんです。それが画質の悪さ。

TNパネルではどうしても構造上全体的に白っぽい色味で黒色の表現がニガテなんです。それに視野角が狭いというのも残念なポイント。

素人目で見ても色味がいつもと違う。と感じてしまう程はっきりとした違いがわかるくらいの差があります。

今どきのゲームはスマホゲームですら4Kは当たり前じゃないですか。そうなってくると『映像美を残したまま何とかスペックが良いモニターはないモノか。』と考えるのはもうしょうがない話ですよね。

TNパネル以外となるとIPSパネルかVAパネルで探すことになりますが、どちらにしても重要なポイントは『リフレッシュレート』『応答速度』がとにかく大事。

ここを抑えておけば後は好みに合わせて選ぶだけでOKと言えます。

リフレッシュレートと応答速度の重要性

どうですか?この画像、なんだかブレている気がしてしませんか?こんな状態になってしまうのにはリフレッシュレートと応答速度が関係しています。

そもそも何でゲーミングモニターを選ぶのにリフレッシュレートと応答速度が重要なの?という疑問がある人も多いと思うので簡単に解説しておきます。

リフレッシュレートとは

「リフレッシュレート」は、1秒間に画面が何回更新されるかを表す数値のこと。例えば、60Hzのモニターは1秒間に60回画面を更新してくれます。

リフレッシュレートが高いほど、動きがスムーズで、素早い動作をしても映像のカクつきが減り滑らかな映像となります。

240Hzなど速ければ早い程より滑らかな動きを表示できるため、ゲームや映像編集での没入感が向上する大事なポイントです。

応答速度(GtoG)とは

「GtoG」とは、画面の色があるグレーから別のグレーに変わる速さを示す数値のこと。

この数値が小さい(速い)ほど、動きの速い映像やゲームで映像の残像やブレが少なくなり、よりクリアでリアルタイムな動きを捉えやすくなります。

この応答速度が遅いとゲーム中、「モーションブラー」と呼ばれるぼやけが発生することも…。

FPSなど、激しく画面を操作するような動きがあるゲームを遊びたい人にはとても重要なポイントでしょう。

自分が遊びたいジャンルによって求められるスペックは変わってきますが、スペックが高ければ高いほど、より滑らかで正確な映像を映し出してくれます。

人気なゲームジャンルで求められがちなスペックが以下の通り。

ゲームジャンル代表例リフレッシュレート応答速度
RPGFF、ドラクエ、ペルソナなど。海外RPGも人気60Hz〜16ms
アクションモンハン、スマブラ、GTAなど60Hz〜240Hz6ms〜16ms
シューティング(FPS)APEX、VALORANT、スプラトゥーンなど144Hz〜最低でも6ms
アドベンチャー逆転裁判、デトロイトなど〜60Hzで十分16ms程度

もちろんスペックが速ければ速いほど良いのは間違いない話。お金に余裕があれば1ms以下の高画質モニターを選べば済む話ですが、そんなモニターは高額でなかなか手が出せません。

自分の遊びたいジャンルに絞って納得のいくスペックのモデルを買うのがおすすめです。

IPSについて

良い所/悪い所

まずはIPSパネルから。全体的にグラフィック重視で楽しみたいなら、IPSは間違いない選択肢です。

最近のIPSパネルは応答速度も上がってきてるから、FPSや格ゲーみたいな反応速度が重要なゲームでも安心して遊べるモデルがほとんどです。

IPSパネルのゲーミングモニターを選ぶ理由として、まずおすすめなのが視野角の広さ

どの角度から見ても画面が見やすいから、部屋のどこにいても綺麗な映像を楽しめます。『友達と一緒にゲームを遊びたい!』なんて人には非常におすすめ。

また、色の再現性がすごく高い点もおすすめなポイント。開発者が伝えたいゲームの世界観がよりリアルに感じられるのでオープンワールドや映像美が重視されるゲームでは違いがわかるはずです。

IPSパネルの良いとこ/悪いとこまとめ

【良いとこ】

  • 最新規格らしい過去のモデルのデメリットを解消したバランス型。
  • 視野角、発色の正確性が良い
  • 応答速度もとんでもなく早いモデルがある。
  • 画面の白っぽさという弱点も技術発展で克服しつつある。

【悪いとこ】

  • とにかく高い。
  • モデルによって当たりはずれが激しい。
  • VAパネルと比較すると少し白っぽい。

実際に普段メイン機として私が使っているのもIPS BLACKパネルのモニター

普段遊ぶゲームももっぱら60Hzで十分なタイトルが中心なので映像美にこだわって選びました。

おすすめのゲームジャンル

IPSパネルにおすすめなゲームジャンルはその色の正確性や視野角の広さを活かしたオープンワールド系のゲームや格闘ゲーム、FPSなどがおすすめ!

画面全体を広く捉えやすいのでFPSなど瞬間的な動きが求められるタイトルを遊びたい人にはかなりおすすめだと言えるでしょう。

VAについて

良い所/悪い所

VAパネルはゲームに不向き…と言われがち。

たしかに応答速度はIPSやTNパネルに比べると少し遅いですが、最近のVAパネルはかなり改善されてきました。しっかりと選べばほとんどのゲームで十分な性能を発揮してくれます。

そんなVAパネルのゲーミングモニターを選ぶなら、コントラスト比がめちゃくちゃ高いのが最大の魅力。

暗いシーンが多いゲームとか、ホラー系のゲームだと、黒がしっかり黒く表示されるのでもう没入感がすごいんです。色の深みもあって、鮮やかで濃い映像が楽しめるのもポイント。

ただ、視野角はIPSに比べるとちょっと狭いけど、まっすぐ画面に向かってプレイするなら気にならないことが多いので1人でがっつりとゲームを楽しむならおすすめのパネルです。

VAパネルの良いとこ/悪いとこまとめ

【良いとこ】

  • IPSと比較して安いコスパの良さ。
  • 構造上どのパネルよりも黒の発色が良い
  • ハイエンドのTVなどももっぱらVAパネル
  • 鮮やかなコントラスト比で感動する映像体験が味わえる。

【悪いとこ】

  • 応答速度を求めるとIPSと同じくらい値段が高くなる。
  • IPSと比較して各社ラインナップが少なめ。

最近は応答速度1msのパネルなども発売されているので応答速度は問題なしなケースがほとんど。

IPSパネルと比較して比較的お値段もお手頃なのも嬉しいポイントじゃないでしょうか。

おすすめのゲームジャンル

とくにゲーム中にムービーがあるような作品にかなりおすすめ。

高コントラストと深い黒が演出ともマッチして緊張感や没入感を引き立たせてくれます。

とくに映像美にこだわっているタイトルだと感動モノの体験を味わえます。

個人的にニガテすぎてあまり試せていませんが、ホラーゲームなど全体的に暗い雰囲気のゲームを遊ぶとより緊張感を味わえるかも…。

ジャンル問わず遊びたいならIPS、映像美を求めるならVA

ゲーミングモニター選びはパネルよりもリフレッシュレートと応答速度で選ぶことが大事。

いろんなジャンルを遊びたい!そんな人はバランス型のIPSパネルを選べば間違いないですし、RPGなど映像にこだわったタイトルを遊びたいならVAがおすすめ。

とにかく自分がどんなジャンルのゲームを遊びたいのか。という軸でモニターを決めると幸せになる方法です。

自分に合ったモニターを選んで良いゲームライフを!

  • この記事を書いた人

ゆもり

千葉県出身の31歳。 中間管理職で板挟み系会社員ブロガー 本業は通信業界。通信沼にはまってはや8年。 月間1万PVの風呂サウナ専門サイト『フロコム』も運営中。 Xは趣味のサウナ、ガジェット、サッカーが中心です。

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