イヤホンで音楽を聴いてると気づかれず話しかけられたことないですか?
これが私の悩みでして、イヤホンだと何もつけてないと勘違いされて話しかけられるのが悩みなんです。
作業中、突然肩を叩かれ振り返ると無視されたと思ったイラついてる妻…。怖すぎる…!
集中してます感が見た目で伝わる物はないものか…。と考えた結果ヘッドホンに辿り着きました。
『せっかく購入するならちょっといいヘッドホンを買いたい!』ということで辿り着いたのが【JBL LIVE770NC】
ちょっと奮発して自分へのご褒美に買っちゃえ!ということで購入したのでレビューしていきます。
JBL LIVE770NC
外観と付属品
期待に胸を膨らませながら開封したのがこちら。付属品は以下の通り。
付属品
- スマートケース
- 3mmイヤホンジャック
- Type-C to USB-Aケーブル
- 保証書/説明書
こちらが【JBL LIVE770NC】の本体。
カラバリが豊富なモデルですが今回はベーシックなブラックを選びました。
色だけでは隠しきれない溢れ出るカジュアル感がお気に入りポイント。
耳をすっぽりと覆ってくれるオーバーイヤー式のヘッドホンとなっています。
カップ内部にはL/Rの表記がされていました。
【JBL LIVE770NC】はタッチ式とボタン式の混合式。
操作は全てカップ右側にまとめられていました。
なんといっても特徴的なのがこのヘッド部分。
なんとも珍しいファブリック素材になっているんです。
JBLらしいトーン・オン・トーンのデザインの中でも異彩を放つこのカジュアル感。これがかわいい!
イヤーパッドは折り畳みもできました。
昨今のトレンドだと折り畳みできないモデルも多いのでこれは実用的で嬉しいポイント。
JBL LIVE770NCレビュー
自分好みにチューニングできるアプリ
JBLのヘッドホンといえば専用アプリでのカスタマイズが特徴的。
自由度の高いイコライザなど、自分好みの音色にチューニングできるのが強み。
特におすすめしたいのが『Personi-Fi(ペルソニファイ)機能』。これが中々面白い!
簡単なテストを行うだけで性別、年齢、リスニング力から自分の聴力にあわせた最適なFiを作ってくれるという優れものです。
庶民レベルの耳の私でも『あ、なんか変わった!音が膨らんでる気がする!好き!』と実感できるレベルなので、しっかり効果は感じられるのは間違いないはず。
初回設定こそ10分ほど時間が必要ですが、しっかりテストした実感があるからこそ信頼度が高いんですよね。
さらに奥深さを感じたのがイコライザの調節機能。
なんと6種のプリセットの他にオリジナルの設定を作ることだってできるんです。
例えばこんなぶっ飛んだ設定だって作れました。
これが沼。圧倒的沼…。でして、設定がリアルタイムで反映されるので自分好みのEQを本気で作ろうとするとあっという間に時間が溶けます。
自分だけのオリジナルヘッドホンを作れるのもお気に入りになりやすいポイントかなと感じました。
ノイキャンはAir Pods Proくらいの強度
なんせとにかく周りの音を気にせず作業に集中したいために買ったのでノイキャン性能は超大事。
体感ですが、『初代AirPods Proの性能とほぼ同じくらいの強度かな。』といった感想でした。
airpods proより1万円以上安いんですよ。それでこの性能はすごいと思う。
アクティブノイズキャンセリングなので周囲の物音から自動で調節してくれるようになっていたりと、ノイキャンに欲しい要素はしっかり抑えています。
2万以下という価格の割としっかり雑音を遮断してくれました。
アダプティブノイズキャンセリングを切ればマニュアル式でノイキャンのレベルを調節できるようになっていました。
普段作業しているリビングで使っていてもテレビの音や洗い物の音も0に近いレベルで消してくれるので作業に集中させてくれます。
音質は低域よりのオールラウンダー
JBLならではの高音質を実現する40mm径ダイナミックドライバーを搭載。
同社の上位モデルの【Tour One M2】に搭載されているドライバと同等のモノが搭載されているオドロキの仕様なんですねー。
おかげで迫力のあるパワフルな音が楽しめるんですが、特に低音の迫力が凄まじい…。
ベースラインのうねりが感じられるライブハウスのような感覚が味わえます。
全体的にバランスよく調整しつつ、最後の味付けで低域を強化しているような音質でした。
私みたいな低音好きやヘッドホンらしい迫力ある音楽が楽しみたい人に刺さりやすいセッティングと言えますね。
これでリンキンとか聴いてみて欲しい。飛ぶゼェ…!
空間サウンドについて
AirPods Maxの登場以降、空間系のサウンドシステムがあるかないか。はヘッドホン選びの大事なポイント。
ライブ映像や映画の臨場感をマシマシにしてくれるので満足感を手軽に味わえるのはありがたいですよね。
確かにオンにするだけで音の広がりを感じる映画館により近づいたサウンドで映画が楽しめました。しかしこれを使いこなすのは上級者向けかも…。
まず使うなら臨場感が大事な動画や映画がおすすめ。
私は音楽メインだったので一通り試したあとはオフにしちゃってます。
使い込んで感じた2つのポイント
長時間つけていても耳が痛くならないハウジング
ヘッドホン選びで感じましたが長時間使っていても苦にならないかは超大事。
装着感を左右するパッドは低反発なモチモチした感触でガッツリ使っても苦にならない程よい柔らかさでした。
側圧は強めなものの、耳全体をすっぽり覆ってくれるオーバーイヤーなのと本体が軽いおかげで2~3時間程度なら余裕で使い続けられます。
ただしノイキャンには気をつけるべし。
ガッツリ使っているとノイキャンに耳が疲れてくることはあったので、作業用で使うなら要所要所で休憩は大事かなと感じました。
タッチパネルの感度がピーキーすぎるのが難点
全体的に『いい買い物したぞっ!』と満足感高いヘッドホンなんですが、そう思えるまでに少し修行が必要でした。
それがタッチパネルの感度です。これが中々クセ者。
良く言えば繊細。正直に伝えるならばピーキーさを感じるくらいタッチパネルの感度が敏感なんです。
どのくらい敏感かというとTシャツごしに肩が触れるだけで反応するくらい敏感な感度。
『ちょっと音楽聴きながら休憩したいなー。』と頭を傾けた時に肩とぶつかって再生ストップ…なんてことがちらほらありました。
まぁ使い込むうちに気にならなくなるレベルの話ですが、『どーしても気になる!』という場合は早く体が覚えるまで徹底的に使い込むのをおすすめします。
脳筋プレイが全て解決してくれます。力こそパワーの精神です。
これが2万以下で買えるって令和スゴい。
しっかりとした低域を鳴らす音質と強力なノイキャン。好みに合わせて調節できるイコライザなど、自分好みにこだわれる自由度などJBLらしい音へのこだわり。
それでいて長時間使い続けられるバッテリーと装着感など、『2万以下で買えるヘッドホンの中で一つの正解といっていいんじゃないかな?』と感じるヘッドホンでした。
え、私?ヘッドホンをつけていてもどうやら妻には関係ないようです。『私の話を聞かんかい!』って没収されました。悲しい。
とは言えなんでも値上がりの時代にこれだけのスペックで2万以下って令和スゴない?と思えるくらい良かったんで買ってよかったです。
まさに生活が豊かになるちょっといいヘッドホンといった製品ですね。