長時間作業するならデザインも良くかつ打鍵感にもこだわっていきたい。でも価格はできれば抑えたい。めちゃくちゃわかります。
ここ最近インスタやYouTubeを漁っている中で気になるメーカーが出てきました。それが【Keychron】です。
とくにノブ付きのキーボードに一目ぼれして思わず購入したのが今回紹介する『Keychron V1 Max』というモデル。
結論から言うと2万以下で体験できるモデルとしては極上の打鍵感なんじゃないかな。と思えるキーボードでした。
今回はそんな『Keychron V1 Max』をレビューしていきます。
Keychron V1 Max
2017年にキーボード愛好家たちによって作られたkeychron。カスタムキーボードからロープロファイルまで多彩なモデルが用意されています。
そんなフラグシップモデルと言えるのがKeychron Q1シリーズ。
今回レビューするのは、Q1の廉価版として作られたV1シリーズの一つ。上位モデルに位置する『Keychron V1 Max』です。
どうですかこの高級感あふれる外箱。イラストが七色に反射してるんですよっ。ぱっと見でもわかる質感高さで期待感の高まるデザインです。
スペック
製品名 | Keychron V1 Max |
---|---|
幅 / 長さ | 148.7 mm / 328.5 mm |
フロントの高さ | 21.5 mm (キーキャップなし) |
背面の高さ | 29.4 mm (キーキャップなし) |
足の高さ | 2 mm |
重さ | 770 g ± 10 g (完全組み立てバージョン) |
ボディ素材 | ソリッドABS樹脂 |
プレート素材 | PC |
ポーリングレート | 1000 Hz (2.4 GHzおよび有線) / 90 Hz (Bluetoothモード) |
マウントスタイル | ガスケットマウントデザイン |
バッテリー | 4000 mAh 充電式リチウムポリマーバッテリー |
ワイヤレス動作時間 (バックライト消灯) | 最大225時間(ラボテスト結果は実際の使用により異なる場合があります。) |
ワイヤレス動作時間 (RGB) | 最大100時間(最低輝度) |
Nキーロールオーバー (NKRO) | あり |
外観と付属品(性能的価値)
期待に胸を膨らませながら開封したのがこちら。付属品は以下の通りです。
付属品
- Type-Cケーブル
- Type-A to Type-Cアダプター
- レシーバー用の延長アダプター
- Type-A 2.4GHz帯レシーバー
- Type-C 2.4GHz帯レシーバー
- mac、Windows切り替え用キーキャップ&スイッチプラー
- ねじ回し
- 六角レンチ
- マニュアル
まず見てもらいたいのがこのキーボードの外観。最高にかっこよくないですか…。廉価版と言ってもばかにならないマットな質感。
このシンプルにまとまっているのに考えられた配色のデザインが良いですよね。
この手のアイテムによくある皮脂のテカリもほぼ起きないこだわりのキーキャップは、ずっと使っていてもいつだってデザイン性を維持してくれます。たまらないキーボード。
V1と違いワイヤレス可動できるのでデスクもスッキリできる。
起動してみた状態がこちら。バックライトが鮮やかな七色に発光して『海外のデスクでよく見るやつっ!』ってなりました。
このモデルの最大の特徴はBluetooth接続"にも"対応している点なんです。
旧モデルのV1はデザイン性も性能も素晴らしいんですが、有線接続しかできないというのが残念なポイントでした。
配線が増えるほどデスクは散らかりやすいモノ。デスクを綺麗に見せるならワイヤレスのほうが良いですよね。
その点今回のモデルは一度の充電で約200時間も可動できるバッテリーを搭載されているんです。たまに充電しておけば十分な容量でした。
さらに接続端子もType-Cなので他機器と統一できるのが強みなので配線のシンプル化にも一役買ってくれます。
上位モデルと同様のガスケットマウント
これも嬉しいポイントだな!と感じのがガスケットマウントを採用している点です。
実はコレ下位モデルのKeychron V1には採用されていないんです。
上位モデルのQ1シリーズと同様のガスケットマウントを採用しているのがV1 MAXの強み。
タイピングしている時に余計な衝撃を吸収してくれるので、『コトコト』と気持ちの良いタイピングを実現してくれます。
Q1シリーズは2種のガスケットですがこちらは1種。
とは言え使用感に不満はなく、ミドルクラスらしい価格と性能のバランスが取れた作りと言っていいでしょう。さながらappleのAirシリーズのようなコスパに優れた作りです。
MacでもWinでも自分好みのキー設定でカスタマイズできる。
今までのモデルではVIAを使ってカスタマイズしていましたが、今回から別の方法でカスタムする事ができるようになりました。
上手く接続できなかったり操作が慣れなかったりと、ニガテに感じる方も多かったんじゃないでしょうか。
Keychronが専用カスタマイズアプリLauncherを開発したことで、リアルタイムで編集できてメカニカルキーボード初心者の私でもより簡単にわかりやすくカスタマイズできるようになっています。
恐る恐る試してみましたが、リアルタイムで編集できてキーボードカスタマイズ初心者の私でもスムーズにカスタマイズできました。
ゲーミング用としての側面
Nキーロールオーバー、マクロ設定に対応。
複数のキーを同時に押しても反応できるNキーロールオーバーが採用されていたりと、ゲーミングキーボードとしての側面もある『Keychron V1 Max』。
Launcherを活用する事で、一つのキーで同時入力や一連の流れを記憶させることができたりとゲームでも活用できる性能なのもコスパ良く嬉しいポイント。
「さらにこだわっていきたい」という人向けにキーキャップ、キースイッチの交換ももちろん可能です。
USキーボードなので互換性のあるキーキャップが大量にあるのも嬉しいポイント。インスタでみたあこがれのキーキャップが採用できるかもしれませんよ。
使ってみた感想
タイピングってこんなに気持ちいいんだ。と気づけた極上のキーボード
一番のお気に入りはこの気持ちの良い打鍵感。コトコトと打ち続けたくなる打鍵感は同価格帯では極上レベルではないでしょうか。
どれだけ気持ちいいかというと、『終電まで残業しても帰宅後に触りたくなるレベル。』ヤバくないですか?
茶軸らしいタイピングしている実感はあるけど目立ちすぎないちょうどいい音量といったところ。
現在リビングの一部をデスク環境にしている筆者ですが、日中~就寝まで使っていても家族から反発が来ることもありません。
もっぱら夜間の帰宅後に使う事がほとんどの私にとってうるさいキーボードは家族から白い目で見られるのでNG。
それにソフトな押し心地が好みだったので茶軸を選んで正解でした。
ノブ付きキーボードってかっこよくない?ずっと回していたくなるクリクリ感
ノブ付きのキーボードの見た目ってめちゃくちゃかっこいいと思いませんか?
正直キークロンのキーボードに興味が湧いたのもこのノブがきっかけ。それくらいかっこいい!と感じたんですよね。
実際ワクワクしながら使ってみるとクリクリと小気味いいクリック感でずっと回していたくなる触り心地。
初期設定では音量調節になっていますが、モニターの光量調節やマクロ設定なども行えるようになっています。面白い使い方をみつけられるかもしれません。
キーボードの傾きも調整可能。個人的には…
角度調整も3段階で調整できるようになっています。
使ってみた感触的に、デスク環境や体格によるとは思いますが傾けて使うのがおすすめです。
個人的に一番タイピングしやすいのが1段傾けた角度。
普段使っているデスクチェアだと、気持ち立ち上がるくらいがアームレストの高さにマッチして使いやすかったです。
さらに使っていて感じたのが、フラットに置くよりも角度をつけたほうがFキーまで指を伸ばしやすいと感じました。
使った感触から傾けて使うのがおすすめと感じましたが、角度調整しないならアームレストはあったら便利そう。そしてデスク的にもかっこいい。
まとめ 赤のワンポイントがたまらなく好き。
ここまで性能や使ってみた感触をまとめましたが、やっぱり見た目がかっこいい。月並みですがこれが一番大きかったです。
とくに赤のアクセント。黒で統一している今のデスク環境に赤が良いアクセントになってくれてとても満足しています。
お気に入りのガジェットを使ってると、なんだか自然とデスクに座って作業したくなるんですよね。
初めてのメカニカルキーボードで失敗したくない人は『Keychron V1 Max』ありなんじゃないでしょうか。